ニキビが気になる人もいると思いますが、ちょっとしたホームケアでキレイにすることができます。しかし、洗顔だけではなかなか改善されず、困っている人もいるかもしれません。そこで、ニキビの種類と、ケアするために摂りたい栄養素についてご紹介します。
ニキビの種類は4つ
まず、ニキビは4つに分かれています。どのような種類があるのかを見てみましょう。
【白ニキビ】
皮脂腺から皮脂が過剰に出てしまうと、毛穴の内側の角質が厚くなってしまいます。すると、皮脂が固くなってしまうのです。同時に、ニキビが白くなってしまうことから、白ニキビと言います。
【黒ニキビ】
過剰に分泌された皮脂が脂汚れなどと混ざり、酸化して黒くなった状態を黒ニキビと言います。ニキビの初期段階なので、ニキビ跡が残ることはほとんどありません。
【赤ニキビ】
さらに皮脂の分泌が過剰になると、アクネ菌が増え、皮膚が炎症を起こしてしまいます。皮膚の表面が赤く腫れることから、赤ニキビと言います。
【黄ニキビ】
赤ニキビがさらに進行すると、皮脂腺が化膿してしまいます。炎症を起こし、膿が溜まった状態を黄ニキビと言います。ニキビ跡が残ってしまうことが多い状態なので、黄ニキビを作らないようにケアしなければなりません。
ニキビケアのポイントは栄養バランス
一般的に、ニキビは洗顔によって顔をキレイにすることが大切だと言います。しかし、洗顔だけでよくならない場合、食事が原因ということも多いです。そこで、栄養バランスを考えた食事バランスを心がけましょう。
・ビタミンA…にんじん、ホウレンソウ、かぼちゃ、うなぎ、レバーなど
角化(肌の細胞分裂)をコントロールするため、白ニキビには効果的です。
・ビタミンB2…卵、乳製品、レバー、海藻類など
皮脂の分泌を抑えるので、赤ニキビに有効です。
・ビタミンB6…まぐろ、かつお、にんにく、鶏のささみなど
新陳代謝を助け、新しい肌を作ります。
・ビタミンC…緑黄色野菜、果物、イモ類など
メラニンの生成を防ぎます。赤ニキビや黄ニキビを改善し、ニキビ跡を回復させるはたらきもあります。
・ビタミンE…レバー、うなぎ、かつお、緑黄色野菜など
血流をよくするとともに、抗酸化作用があります。皮膚の状態を全体的によくする働きがあります。
・ミネラル…(カルシウム:乳製品、イチゴ、キャベツ)、(マグネシウム:昆布、穀類)、(亜鉛:カシューナッツ、牡蠣など)
ミネラルが不足すると、栄養素がうまく吸収できません。ビタミンを摂取するとき、合わせて食べるように心がけましょう。
生活習慣を見直そう
ニキビの原因は皮脂の過剰な分泌です。脂っこい食べ物を食べ過ぎたりストレスを抱え過ぎたりすると、皮脂やホルモンが分泌されすぎてしまい、ニキビができる原因になります。できるだけ休息を十分に取るとともに、不足しがちな栄養はサプリメントで補うようにしましょう。
肌トラブルの対策の基本は正しい生活習慣です。バランスのよい食事や睡眠、適度な運動を心掛け、健康的なライフスタイルでニキビを防ぎましょう。