女性ホルモンは若さと美しさを保つにはかかせないホルモンです。最近、女性ホルモンの分泌が低下しているかもしれないと不安に思っている人もいるかもしれませんが、大丈夫!食べ物である程度改善することもできるのです。
女性ホルモンって何?
性ホルモンには大きく分けて男性ホルモンと女性ホルモンの二種類があります。女性ホルモンはさらにエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロエストロゲン(黄体ホルモン)がありますが、女性らしい身体の形成には欠かせないエストロゲンのことを女性ホルモンと呼ぶ場合が多々あります。
女性ホルモンは生殖機能を与え、骨、筋肉、血管を強くし、脳や神経の働きを整える作用があります。生理周期があるのも女性ホルモンの作用です。女性ホルモンの分泌が低下していると生理不順や生理痛などを引き起こす場合もあります。また、髪や肌の艶も女性ホルモンの働きのよるものです。
バランス良く女性ホルモンを補うには?
美容と健康のために女性ホルモンを補いたいと考えたならばサプリメントなどよりも食べ物から改善することをおすすめします。毎日の食事を見直すだけでだいぶ違います。
女性ホルモンを補うには食事の改善から
たとえばカボチャがおすすめです。カボチャに大量に含まれているビタミンEには脳下垂体や卵巣に働きかけてホルモンの分泌をコントロールする働きがあります。また、ビタミンEには抗酸化作用があり、老化や肌トラブルの原因である活性酸素を減少させるので美容のためにも積極的に毎日の献立に取り入れていきましょう。カボチャのほかに、モロヘイヤ、アボガド、アーモンド、大根の葉、煎茶などもビタミンEを多く含む食物です。
また、たまごに含まれている良質なコレステロールは女性ホルモンには欠かせない材料です。ビタミンCと食物繊維以外の栄養素を全部含んでいる「完全食」でもあるので、日々の食卓に欠かさないようにしましょう。
そのほか、納豆、豆腐、豆乳などの大豆製品にはポリフェノールの一種である大豆イソフラボンが大量に含まれていますが、大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするともいわれています。おやつに炒り豆を食べるのもおすすめです。
食生活から女性ホルモン不足を解消した!
女性ホルモンの分泌を促すといわれている食物はどれも近くのスーパーなどで普通に買えるものばかりです。
極端にパン食に傾いていたり、冷凍食品やコンビニ弁当ばかりを並べるような食事は女性ホルモン分泌には悪影響です。簡単でかまわないので、手作りの和食を毎日続けることが大事なのです。
たとえば、朝ごはんをパンと牛乳から、たまごかけご飯と大根の葉の味噌汁にかえただけで、生理痛が改善された女性もいます。また、夕食の一品にかぼちゃの煮つけをかかさずに出すようにしたところ、肌と髪の艶が戻ってきたことを実感しているシニア女性の例もあります。
このように、自分が無理なくできるところから、一品だけでも良いので女性ホルモンの分泌を促すような食べ物を毎日摂取することが重要です。完璧なメニューを考えようと張り切りすぎて挫折するよりも、コツコツと楽しく続けられることが一番なのです。