夕方になるとふくらはぎがパンパンに張ってしまうことはありませんか?パンツやパンプスがきつくなってしまったり、太く見えたりといいことはなし。そんなむくみを解消する方法を知って、すっきりとしたラインを目指しましょう。
◆どうしてむくむ?その原因
むくみとは医学的に浮腫(ふしゅ)と呼ばれていて、血液の循環と大きく関係しています。心臓がポンプのような動きで全身に血液を送ると同時に、水分や栄養分を各細胞へ運搬。その際に要らなくなった水分が再びめぐりにのって排出される、というのが正常なリズム。ところが、スムーズに流れないと出ていくはずの水分が体内に残ってしまい、むくみの原因となるのです。具体的には長時間立ち続けること、運動不足や冷えによる血行不良、塩分の摂りすぎ、内臓の不調によってむくみが引き起こされやすくなります。
◆温めてマッサージをすることですっきり
むくみをすっきりさせる具体的な方法は温めてマッサージをすること。温かいお風呂にしっかり浸かり、温まっている状態でマッサージしましょう。体が冷えている状態でマッサージする時よりも数倍効果が上がります。むくみを解消するためのマッサージはリンパマッサージが最適ですが、なかなか自分で自分をマッサージするのは難しいもの。そんな時は心臓の方へ向かってさするだけでもリンパは流れていきます。特に疲れている部分は少し押しながらマッサージしていきましょう。自分でするのは疲れる、という方には、マッサージ用のローラーの美容器具など、便利なむくみ解消アイテムを活用するのもおススメです。
近年ではシャワーで済ませてしまう人が多く、湯船に入る習慣が減ってきていますが、寒さの増してくるこの時期効率良くむくみを解消するにはやはり入浴が一番。特に最近雨が続いておりますが、雨で濡れた体はどんどん冷えていきます。これから冬にかけて外気が更に冷えてしまうので、湯船につかる習慣を心掛けましょう。
◆塩分を控えてカリウムを多く摂取
塩分を摂りすぎると、体内の塩分濃度を薄めるために水分を保持しようとします。その結果余分な水分を滞留させてしまうため、塩分を控えめにすることが大切。さらに塩分を排出しやすくしてくれる“カリウム”を摂取することをおすすめします。カリウムを多く含む食品はバナナ、リンゴ、アボカド、昆布、わかめ、海藻類など。クエン酸も老廃物を排出するサポートをしてくれるので、積極的に摂ってみてくださいね。梅干し、お酢、グレープフルーツ、いちご、キウイ、パイナップルなどに多く含まれています。
COLUMN健康美コラム
むくみの解消には・・・
2017.10.22 Update